性器クラミジアの妊婦が出産するとどうなるか

性病であるクラミジアはセックスやキスなど、粘膜接触によって感染していきます。
非常に高い感染力がある反面、クラミジアは生きた細胞の中でしか生きることができないため、お風呂やプール、トイレなどといった場所で感染することはほとんどないのが特徴です。

この感染の特徴を見る限り、セックスをする相手でないと感染することはないのではと思われる人もいるでしょうが実はそうではありません。
クラミジアの場合、妊婦が感染していてそのまま状態が放置されていると出産の際に子供に感染が広がることもあります。

これは子供が出産の際に、妊婦の産道を通るからで、この時に子供の目や口など粘膜に感染がおこるわけです。
性器クラミジアは大人にしかかからないと油断していてはいけません。
しかも、大人であれば重症化しない症状でも、抵抗力の弱い赤ちゃんが産道感染すれば症状がより顕著にあらわれることがあります。

例えば、最初のうちは風邪のような軽度の症状であったとしても、状態が悪化することで高熱や肺炎など、合併症を引き起こしてしまいます。
肺炎など、時には命の危険性もある症状があらわれた際にはできるだけ早く医療機関を受診する必要があります。

その際、必要に応じて母親がクラミジアであることを伝えることも必要です。
そうすることで治療の手助けができますし、より迅速に事態に対応することが出来ます。

そもそも、性器クラミジアは妊婦の段階でその検査が行われています。
ただ、中にはこの検査後の性行為で感染が起こってしまったり、何かしらの理由で感染自体がわからなかった場合もあります。
こうした場合には、産道感染によって母親だけでなく子供にも影響が出てしまうという点をしっかり押さえておきましょう。

本来であれば母親が性器クラミジアに感染しないように予防を徹底することが大切です。
もし仮に子供に感染があった場合でも迅速に対応することが出来れば、さほど大きな問題にはならないため、性器クラミジアについてはしっかりとした知識を備えておくことがポイントとなってきます。

クラミジア肺炎とはどんな病気?

産道感染によってクラミジアに感染した赤ちゃんが発症することが多いのが、クラミジア肺炎です。
性器クラミジアとは違い、その症状は最初軽度の風邪のようなものですまされます。
先にも挙げたように、重症化しないとクラミジア肺炎だと診断されない事もあるため、その見極めには注意が必要になってきます。

クラミジア肺炎は熱はさほど高くはないものの、コンコンという咳がなかなか治りません。
本来クラミジア肺炎は風邪の薬では治ることがないため、医療機関で治療を受けても症状が改善されないという場合にはこの病気を疑うのが賢明です。

特に生後間もない赤ちゃんでこうした症状があらわれた場合には気を付けていくのがおすすめです。
大人であれば性器クラミジアからクラミジア肺炎という病気に繋がることはほとんどありませんが、やはり抵抗力、免疫力ともに弱い赤ちゃんの場合は例外です。

早めの段階で咳などの症状がどうして起こっているのか突き止めることが出来れば、クラミジア肺炎など重症化する前にその進行を食い止めることが出来ます。
体力の少ない赤ちゃんだからこそ、不用意に負担をかけない工夫が大切になってくるわけです。

最初に挙げたように、性器クラミジア自体はセックスなどの粘膜接触によって引き起こされます。
妊婦の場合にはより一層の注意が必要ですし、パートナーも前もって検査をするなどしてクラミジア感染の有無をチェックしていくのがおすすめです。
妊婦でなければ関係ないというわけではなく、妊婦と多く触れ合うパートナーだからこそ、そして赤ちゃんへの負担をより減らしていくためにも、クラミジア感染の予防を徹底していくわけです。

もしも治療が必要な場合であれば、パートナーと一緒に治療に取り組むことで再感染の危険性もなくすことが出来ます。

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